山麓の風景−1:朝
吹き渡る 朝の風に
木々の碧さ 冴え渡る
この山を 間近に望む
広く高く爽やかな この姿
一筋の沢 峰を降り
やがて大きな 一つの流れを作る
静かに流れて 大地に命吹き込む
すべてのもの 命の息吹の中で
朝の光 受けて輝く
澄み渡る 朝の風と
空の青が 峰々を
気高く 映し出す
その峰の麓は 深き谷
谷間の奥では 光が満ち溢れ
辺りには 花が咲き誇り
凛々しく可憐な 姿を現す
その香りが 空へと拡がり
溶けて行く
吹き渡る 朝の風に
木々の碧さ 冴え渡る
この姿